お手入れ方法
日常のお手入れと凹みや擦り傷の防ぎ方
こぼし物は早めに堅く絞ったタオル等で拭き取ってください。
【注意】濡れ雑巾で必要以上にこすると表面を傷めることがあります。
掃除機は、畳の目に沿って掛けてください。
月に一度程度、固く絞った布で全体の拭き取りをおすすめします。
重い物や角張った物、キャスターの付いた物を上に置く場合は、必ず当て物をしてください。
【注意】当て物がないと凹みが生じて戻らない場合があります。
畳の上に置いた物を引きずらないでください。
【注意】物を引きずりますと、表面に擦り傷がつくことがあります。
軽度の凹み跡は蒸しタオル(熱いもの)やスチームアイロンで蒸らしてやることで復元することがあります。
隙間や裏面のホコリは定期的に取り除いた方がスベリ止めシートの効果が持続します。
また、ゴミがかんで床面を傷つけることを防げます。
【注意】製品の角に強い衝撃を当てないようにしてください。
角部分などのおもて材がほつれたりした場合は酢ビ接着剤もしくはホットメルトで補修してください。
ボンドを軽く塗り、離型紙等で軽く押さえてください。
万一フロアーに置き畳の接着剤が付着した場合は、乾拭きで拭き取るか、天然系のクリーナー等で拭き取ります。
【注意】フロアーにワックス等がある場合は、それも拭き取ってしまう恐れもあるのでご注意ください。
裏面のスベリ止めシートが剥がれてきた場合、剥がれてきた部分にズボンのシワを伸ばす要領でアイロンをあてる事で、再接着します。
【注意】同じ個所にアイロンを当てすぎると、スベリ止めシートが溶ける事があるのでご注意ください。 アイロンでの接着がされない場合は、ホットメルトもしくは酢ビ接着剤で接着してください。
汚れの場合(汚してから2~3分以内)
液体
水、お茶、牛乳、コーヒー、アルコール、ビール、ウイスキー、ジュース、醤油、ソース、シンナー、ベンゼン、メルクロム、インクなど。
乾いたタオルで拭き取ってください。
【注意】そっと汚れをこすります。強くこすると表面が白くなることがあります。汚れを拭き取った後は、部屋の空気の流れを良くし、畳をしっかり乾かしてください。
油性
食用油・ドレッシング・ケチャップ・バター・マヨネーズ・生クリームなど
乳液・化粧クリーム・口紅など
布に薄めた中性洗剤を含ませ、固く絞ったあと拭き取ってください。
【注意】強くこすらず拭き取ってください。(中性洗剤が残ると撥水効果が落ちますので良く拭き取ってください。)
拭き取りした後は風通しを良くして、よく乾かしてください。
灯油など
すぐにティッシュペーパーで拭き取ってください。
マーカーとクレヨン
市販のクリームクレンザーを少量乾いた雑巾につけ、丁寧に根気よくこすり取ります。つぎに乾く前にぬるま湯を含ませ固く絞った雑巾で拭き取ります。
最後は乾いた雑巾で丁寧にカラ拭きして仕上げてください。
粉体
小麦粉。ベビーパウダー、粉薬など
畳の目にそって掃除機をかけ、固く絞った雑巾で拭き取ってください。
汚れの場合(お手入れが遅れたとき)
食料品の汚れの場合、塩素系漂白剤(キッチンハイター等)を倍希釈して綿棒でシミ部分に塗ると消えてきます。
【注意】イ草や縁に塗ると変色したり塩素ガスが出ますので、和紙畳以外には使用しないでください。作業時はお部屋の換気を十分にしてください。
チューインガムをつけられてしまった場合
ビニール袋などに氷り入れ、チューインガムの部分にあて固まらせます。つぎに木製またはプラステックなどのヘラで、傷つけないように少量ずつ掻き落とします。
これを何度も繰り返し、イ草の目の間の物まで根気よく取り去ります。
最後は乾いた雑巾でカラ拭きして仕上げてください。
凹みや擦り傷など
スチームアイロンや熱い蒸しタオルをのせる等の方法で改善できますが、本来はなおりにくいので、傷や凹みをつけいなようにご注意ください。
【注意】長時間スチームアイロンを当てると変色する場合がありますのでご注意ください。
たばこの焼け焦げなど
軽度の時はサンドペーパーで焦げた部分をこすり取り市販の水性アクリル塗料(同色系)を少し塗ることで分かりにくくなります。
万一カビが発生したら
水で薄めた無塩素系漂白剤やアルコールで丁寧に拭き取ってください。
【注意】ノズル式の殺虫剤は畳床ポリスチレンフォームを溶かす可能性がありますので、使用しないでください。